アメリカとイラン、攻撃の応酬続く ハメネイ師の葬儀は最終日

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再燃しているアメリカとイランの攻撃の応酬は9日も続いた。イランでは、今回の戦争初日に殺害された前最高指導者アリ・ハメネイ師の葬儀が最終日を迎えた。こうしたなか、ホルムズ海峡を航行する船の数は「劇的」に減少しているという。
米中央軍は、海運の要衝ホルムズ海峡で「イランが商船や罪のない民間船員を攻撃する能力をさらに低下させる」ために新たな攻撃を実施したとする声明を発表した。
声明によると、イラン沿岸部の防空システムや兵たんインフラなど、軍事目標90カ所を攻撃したという。
同軍は「今回の攻撃は、前夜にイランで成功させた攻撃に続くものだ」とした。
一方、イラン国営メディアは、ブシェール州副知事の話として、ブシェール原発付近の施設が攻撃されたと報じた。
イラン外務省は、ハメネイ前最高指導者の葬儀が行われている故郷マシュハドと首都テヘランを結ぶ橋や鉄道も被害を受けたと発表。この攻撃を「重大な戦争犯罪」と非難し、米政権は「邪悪で精神的に異常」だとした。
イラン保健省によると、同国では過去2日間で5州で計14人が殺害され、78人が負傷したという。
イランのメフル通信が当局者の話として伝えたところでは、9日夜には、南部の港湾都市コナラクで爆発音が聞こえた。海軍施設が「敵」によって攻撃されたという。
イランは報復として、クウェート、バーレーン、カタールにあるアメリカの施設を攻撃したとしている。イラン政府系メディアによると、9日にはクウェート、ヨルダン、イラクにある施設にも追加攻撃を実施したという。
湾岸諸国からは、イランによる攻撃が報告されている。バーレーンでは首都マナマで爆発が発生。クウェートはミサイルとドローンを迎撃し、カタールは警戒警報を発令したという。

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イランの国会議長で、アメリカとの交渉団を率いるモハマド・バゲル・ガリバフ氏は、「いじめたり約束を破ったり、そんなまねはもう、ただではできないことを(アメリカは)まだ学んでいない」とソーシャルメディア「X」に投稿した。
「はっきり言っておく。攻撃すれば、反撃される」と議長は書いた。また、ホルムズ海峡が開かれるのはイランの取り決めによってのみで、「アメリカの脅迫」の下ではないとした。
ホルムズ海峡を通る船が大幅減
独立系タンカー船主の国際団体「インタータンコ」の海洋担当ディレクター、フィル・ベルチャー氏によると、アメリカとイラクの敵対行為の激化を受け、ホルムズ海峡をオマーンに近い南ルートを通って通過する船の数は「一桁」に減っているという。
同氏の説明では、ホルムズ海峡を通過する船は、今回の戦争が始まる前は1日あたり約130隻だったが、1週間前は70隻程度で、現在は約30隻まで減少しているという。
同氏はBBCラジオ4番組「トゥデイ」で、イランとアメリカが6月に覚書に署名した直後は海運業界に「楽観的な雰囲気」が漂ったが、今ではムードが変わったと説明。
「この暴力の連鎖、浮き沈みの激しさ、良いニュースと悪いニュースの連続は、ビジネスと船員の両方に甚大な影響を与えている」と述べた。

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イランでは、前最高指導者アヤトラ・アリ・ハメネイ師の葬儀が9日まで6日間にわたって続いており、大勢が参列している。遺体は9日、生まれ故郷マシュハドのイマーム・レザー廟(びょう)に埋葬される。
マシュハドではこの日、人々が街路でイラン国旗を振り、ドナルド・トランプ米大統領の殺害予告が書かれたプラカードを掲げる人もいた。
トランプ氏は8日夜、イランが「少し前に電話をしてきた」と述べ、同国が「どうにかして」合意したがっているとした。
さらに、「向こうが合意に値する人々なのか分からない。合意を尊重するのかも分からない。それが問題だ」と述べた。
現在の攻撃の応酬は、アメリカとイランが6月17日に「了解覚書(MOU)」に署名して以降で、最も激しいものとなっている。
覚書は14項目からなり、交渉継続のための60日間の停戦や、ホルムズ海峡における船舶の安全な航行、アメリカがイランに科している制裁の解除などが含まれる。
交渉期間の60日間はまだ終わっていないが、トランプ氏は今月8日、これ以上の協議は「時間の無駄だ」、「(停戦は)もうおしまいだと思う」と述べている。








